HOME > 理事長所信
はじめに
人間は、社会的動物である。社会的動物とは、人間は絶えず他者との関係において存在しており、社会無くしては個人が存在しないことを意味している。他者との関係において存在している社会を形成する中では、お互いに助け合う方が望ましく、そのような思考が進化することによって人間は発展してきた。よって、人間は他者にポジティブな影響を与えたとき幸せを感じると本能に刻み込まれている生き物だと分かる。以上を踏まえて青年会議所の活動について考えてみると、我々は日々社会に貢献し、周囲の人々を、また地域をより良い状態にする中で共に向上し合っている。これは、社会的動物である人間が幸せを手に入れる過程そのものである。四日市青年会議所の活動に邁進することは、自らの大いなる幸せを手に入れることに直結している。
社会課題の選定について
2020年初頭から続く新型コロナウイルスの感染拡大はとどまるところを知らず世界中に影響を及ぼし、さまざまな場所で多大な被害をもたらしている。国内初感染から約3年経った今でも地域で多くの幸せを奪っている状況に対して、四日市青年会議所は2023年度、これまでの活動継続と今できる活動創出の両立を考え、7つの委員会を設置する。それぞれがコロナ禍で生み出された社会課題や青年会議所の課題解決に向けて委員会基本方針を設定し、幸せに満ち溢れる持続可能な地域を創るための活動を行う。
四日市青年会議所会員の在り方について
青年会議所は社会の課題を解決する団体であり、その社会課題は無数に存在する。コロナ禍が生み出した社会課題の中で、取り組んでいく内容を決めるとき、自分にとって大切な人、大切な地域がさらに幸せになるにはどうすればいいかを考えよう。そうすれば前向きに楽しく取り組むことが可能になり、人はそういう状態のときエンドルフィンやドーパミンといったホルモンが盛んに分泌され、創造力が高まり、やる気や行動力の継続性が生まれる。地域のための活動に継続性を持たせ、持続可能な幸せを創り上げていこう。